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誹謗中傷に対して出来ること

最終更新日 2024年12月13日 by ahoboke

インターネットは、革命的なツールの1つと言われています。
いろいろな役割がある中で、かなり革命的と言えるのは情報の受信者だった人たちが情報の発信をしていることです。
それ以前は、情報は一方通行なものでした。
基本的に情報を発信するのは、マスメディアになりそれを受け取るのは国民でした。
そうすると、マスメディアの情報しか信じる方法は無い為、簡単に洗脳することができてしまうわけです。

テレビが無料で見ることができる理由

マスメディアの代表的なものの1つはテレビですが、実はこのテレビが無料で見ることができているのははっきりとした理由があります。
冷静に考えれば、お金をかけて作った番組を無料で見ることができるのは不思議なはずです。
例えばお金をかけている映画でも映画館に行けばお金を取るはずです。
その一方で、マスメディアが作っているテレビ番組はお金をかけているにもかかわらず無料で見ることができてしまうわけです。
これにはしっかりとした理由があり、もともとテレビを洗脳の手段と言われているものだったからです。
現在でも洗脳をすることでテレビの役割を果たしているといえます。
つまり、政治的な内容等はテレビが洗脳することで国民の思想を動かすことができました。
現在でもそのように行われていますが、実は80年以上前日本がアメリカと戦争を始めた理由もこのマスメディアが原因といっても言い過ぎではありません。
国民が、戦争をするべきではないと言う思想から戦争をするべきと考え方を変えていったのはマスメディアの影響が大きいのが事実です。

情報が多方面で動き出すと本当の情報が見えてくるようになる

このように、一方的な情報しか発信しない場合は国民を洗脳されるしかありませんが、インターネットなどの媒体が出てきたことにより国民が情報を発信する立場になると一方通行の情報ではなく複数の情報がかなり複雑な動きをすることになります。
このように、情報が多方面で動き出すと本当の情報が見えてくるようになります。
例えばテレビ局が洗脳するような内容の番組を流していても、国民はそれを否定するような発言をすることができ、特に発言力がある人やSNSで力を持っている人はあっという間にテレビ局の洗脳から抜け出すような情報を出すことができるわけです。
結果的に、国民は正しい判断をできる方向につながっていきます。
特に政治的な思想は、いまだに騙されている老人なども多いですが若い人はテレビの情報をほとんど見ないため、あるいは新聞を読まないためそのような一方的な情報情報から解放されてきていると言って良いでしょう。

掲示板等の書き込みによる誹謗中傷問題

このように魅力的なインターネットですが、洗脳から解かれる事は非常に大きなメリットがあるものの1部には大きな問題があることも忘れてはいけません。
それが、掲示板等の書き込みによる誹謗中傷になります。
また最近は動画配信などを頻繁に行っている人が多く、それにより誹謗中傷が出てくる可能性もあります。

関連情報:誹謗中傷 罪

誹謗中傷が発生した場合の対処法

掲示板の管理人に連絡を入れる

誹謗中傷が発生した場合、具体的にどうしたら良いかと言えばまず掲示板の管理人に連絡を入れていきます。
掲示板の管理人にこの内容は嫌がらせにあたるので消してほしいと言えば消してくれる可能性が高いでしょう。
掲示板の管理人も、わざわざ揉め事を起こしたくないと考えているからです。
しかし中には、なかなか消してくれない管理人がいないことも事実です。
このような場合には、個人の力ではどうにもすることができないケースが多いため、プロに任せるしかありません。

法律事務所に相談する

最近は、法律事務所で誹謗中傷の対策をしているところも少なくないわけです。
弁護士も、仕事は1種類だけでなくかなりのジャンルがありその中の1つか2つを強みとしています。
例えば、交通事故における損害賠償請求を専門的にしている人はその分野にかなり深い教養があるかもしれません。
これにより、より問題を適切に解決することができるわけです。
同じように、誹謗中傷を専門的に扱っているところも多くそこにはかせれば問題が解決する可能性があります。
ただ弁護士が出る以上は、なんだかの法律的な根拠が必要になります。
法律的な根拠としては、侮辱罪や名誉毀損罪の2種類が考えられるわけです。
侮辱罪と名誉毀損罪はどちらも同じようなものに感じるかもしれませんが、実は若干違いがあることを知っておきましょう。

名誉毀損罪は書き込みの内容事実が存在しなければ成立しない

素人である以上はそこまで深く知る必要はありませんが、この1つの違いを簡単にでも理解しておくと弁護士の話す内容もより深くわかるようになるかもしれません。
基本的に1番の違いは、事実が存在するかしないかです。
侮辱罪は事実がなくても犯罪として成立する可能性があります。
これに対して名誉毀損罪は、書き込みの内容事実が存在しなければ成立しません。
例えば、あいつは馬鹿な奴だなどと罵った場合、それは名誉毀損罪には該当しません。
何故かと言えば、事実が存在しないからです。
馬鹿な奴というのが事実と言う人もいますが、これは事実かどうか検証するのがそもそも不可能です。

まとめ

つまりばかかどうかの明確な基準があるわけではないため事実に、該当しないことが理解できます。
事実があるかどうかで罪状は変わってきますが、いずれも誹謗中傷は犯罪につながる可能性が非常に高いと考えてよいです。