星野社長も注目する風力発電の現状を知りたい
最終更新日 2024年12月13日 by ahoboke
我々が日々生活をすることが出来るのも、いろいろな発電があるからといっても言い過ぎではありません。
例えば夏の暑い時期にエアコンで部屋を涼しくすることができるのは、電気のおかげといっても言い過ぎではないわけです。
一方で、冬場になるとこたつやガスストーブあるいはエアコンなどが重要になりますが、やはりこれらも電気の力によるものと言っても良いです。
もちろんこたつやエアコンあるいはガスストーブを所有していなければ意味がありませんが、いくらそれらがあったとしても電気の力はとても重要になります。
大きな災害が発生した時、電気が利用できなくなりますが、人々はこのとき初めて電気の重要性を知ることになるでしょう。
多くの人間は、失って初めてその重要性に気がつくわけですが賢い人はそれ以前にその重要性をよく理解しています。
もし、普段から利用している電気の発生源を知りたければ、発電について少し知識を深めておくのが良いかもしれません。
1番多い発電はガスによる発電
現在日本の発電の多くは、原子力発電が占めていると考えている人もいますが、実際に原子力発電は6.2%ほどしかありません。
では1番多い発電は何かと言うと、ガスによる発電です。
天然ガスによる発電が行われており、これが結果的に37%ほどを占めています。
このように、天然ガスがとても重要な役割を果たしていますが、天然ガスは自然エネルギーとは少し異なるため、あまり使いすぎるのは良くありません。
それよりも、自然エネルギーの割合を増やしていくことが重要です。
自然エネルギーとは、例えばダムの水を利用した水力発電や、太陽光利用した太陽光発電そして風の力を利用した風力発電などがあります。
風力発電は非常に注目されていますが、場所がとても重要になることを理解しておきましょう。
山の近くなどに行くと、大きな風車がありそれが回っている光景を目にしたことがある人が少なくありません。
例えば、北海道なのに行けばたくさんの風力発電があり、風の勢いでプロペラが回りその結果発電ができるわけです。
大抵の場合、山の中でも海に近いところにあります。
その理由は、強い風が吹きやすいからです。
海の近くは、障害物がないためそのまま風の影響を受け自然環境を無駄にせず発電することができる点で注目されています。
風力発電のシェアは0.7%ほど
では、現在風力発電はどれぐらいのシェアを占めているのでしょうか。
結論から言えば、0.7%ほどしかありません。
それもそのはず、そもそも都会などにはほとんど風の力による発電は行われていないことを考えるとやむを得ないことかもしれません。
むしろ0.7%を占めているだけでかなり活躍していることがわかります。
よく、原子力発電は危険なのでこれを廃止しようと言う声もありますが、実際にその代わりになるものがあまりないのが現状です。
例えば風力発電だけで、原子力発電の6.2%を補うことができるかと言えば、全く難しいと言えるのが現状かもしれません。
ちなみに豆知識として知っておきたいのは、風力発電は2019年の段階で2414基存在しています。
もしこれを点2倍に増やしたとしてもかなりのお金がかかる上、場所の問題も考えなければいけません。
その上、2倍にしたところで全体の1.2%の電力分しか補うことができません。
それにもかかわらず注目されているのはまだ無限大の可能性があるからです。
具体的に述べると、風力による発電は潜在能力を常に発揮しているわけではなくいつも10%から20%程度しか発揮していないと言われています。
つまり、100%発揮すれば今の5倍から10倍位の電力を発電することができることになるでしょう。
仮に5倍の発電だとしても、原子力発電の半分位の発電力はあることがわかります。
最大のポテンシャルを発揮することができない理由
ではなぜ、最大のポテンシャルを発揮することができないのでしょうか。
その理由は、強風が常に吹いているわけでは無いからです。
例えば日本で毎日台風が発生しており風車が壊れない程度で風が吹いていれば、100%近くの性能を発揮するかもしれません。
しかし実際にそのような事はなく、それほど強い風が吹くケースは少ないといえます。
ある程度強風の日があったとしても、1年を通じて見ればほんのわずかです。
結果的に10%から多くても20%しか性能を使っておらず、自分とポテンシャルが発揮できず余力が残っているわけです。
これをさらに高めるためにはどうしたら良いかと言えば、自然に風を発生させる装置があるわけではないため、そもそも自然の力に任せる以外ないでしょう。
人間ができることといえば、少しでも風が吹いてしかも風力の発電を設置しても問題ない場所を選ぶことです。
まとめ
現在のところ、海洋に近い山の上などが候補地として挙げられていますが、最近は海の上にも設置することが検討されており、実際にいくつもの発電ができるような風車が存在していることを知っておきましょう。
そして今後もそのような流れが続き、さらに発電能力が高まる可能性はあります。
参考→Influx星野敦